2012年09月10日
レスキュー、レスキュー

2012年のGWの涸沢~穂高山行の2日目、涸沢岳まで往復して穂高岳山荘前に腰を下ろして私は小休止していました。
すると、
降り立ったのは、岐阜県警山岳警備隊の交代要員2名。
見た感じ20代後半から30代前半か、ウエアの上からでもわかる、引き締まった鍛え上げられた印象の精悍な顔立ちの若者お二人。

「ご苦労さん!」と声をかけるのは(多分)穂高岳山荘の宮田八郎氏。
私が涸沢から登攀してきたときも、そして白出のコルから下山するときも、
小豆沢を見下ろしながら仁王立ちで、登山者の様子を注視していた。
私のような初心者は、山小屋のバックアップなしで登山できないのは夏も残雪期も同じ。
営業小屋のないルートを選ぶのはまず考えられない。まさにオアシスだ。
今年のGW前半スタート数日は風もほとんどなく、
稜線ではさすがに吹き流しが横にたなびくことも見かけたが、
北アルプスにいるということも忘れそうな、穏やかな春の日和だった。
しかし...
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